人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 29の日 ぼちぼちげんきくん >>

映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

日曜日、大学時代の友達Mちゃん、Sちゃんと一緒に、「東京タワー」を
観に行って来ました。
Sちゃんと福山雅治のライブで♪東京にもあったんだ♪を聴いて、映画も
観たいね~ということになり、一緒に行く事になりました。
3人とも男の子を持つ母・・・それぞれに思うところはあったのではないでしょうか。



結局私はドラマ版は見ていないのですが、映画は原作のイメージにかなり近かった
のではないかと思います。
オダギリジョーもそうだし。樹木希林母娘が演じるオカンの年の重ね方も、さすがに
自然な感じがしたし。それぞれの役者さんがピタッと役にハマっている気がしました。
やっぱり樹木希林の演技がよかったなぁ。オトンがお見舞いに来るからとそわそわ
する様子や、お互いに何を話していいのかどうしていいのかという感じは、どこか
かわいらしいし、まーくんにはひたすらあったかくやさしいオカンだし。
町を出て行く息子をのせた汽車を見送る後ろ姿(これは也哉子さんね)、汽車の中で
広げたオカンの弁当と手紙、ラジオから流れるキサスキサスキサスを聴くオカンの
表情、病気と闘うオカン、お葬式、そして最後のオカンからの手紙
(本では”ママンキーのひとりごと”だった)・・・
ウルウルと泣かされる場面はいくつもあったけど、やっぱり原作を読んだときが
号泣に近く泣いてしまったなぁ。
家に帰ってもう一度パラパラと本をめくってみて、わかりました。
私が一番泣かされたのは、台詞や情景ではなく、オカンに語りかける”心の声”
がリリーさんの言葉で表現された部分だったから。そこを映像で再現するのは
やっぱり難しいなぁ。

とはいうものの、やさしい、いい映画だったと思います。息子にこんなふうに
思ってもらえる母親は、やっぱり幸せなのだと思います。
私も、げんきの友達がたくさんご飯を食べに家にやってきてくれるような、
楽しくてあったかいオカンになりたいものです。
by genkimanma | 2007-05-04 23:36 | 好きなもの
<< 29の日 ぼちぼちげんきくん >>